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透析医療について

当院では、東日本大震災後の2011年5月に透析室を新設し、認知症患者様に透析治療を行っております。
透析治療を必要とする認知症高齢者の方が増えており、2015年6月に人工透析室を増室しました。

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透析とは

腎臓は人体において非常に重要な働きをしている臓器の一つです。
全身を循環する血液から老廃物や毒素、余分な水分などをろ過し、尿として体外へ排出し、体液を正しい状態に保ちます。

その腎臓が機能しなくなると、身体の代謝などがうまくいきませんし、血液もきれいになりません。
透析とは、その腎臓に代わって血液をきれいにする治療法です。

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透析と高齢者

日本透析医学会による2012年末の集計によれば、日本では309,946人の方が慢性透析療法を実施しています。
都道府県別施設患者数は、東京都、大阪府、神奈川県、愛知県、埼玉県の順に多く、埼玉県では16,085人の方が透析を行っています。
また、平均年齢は68.44歳で2011年(67.84歳)より0.6歳の上昇、2000年(61.2歳)と比較すると6.6歳上昇しており、透析医療も高齢化の問題に直面しています。

最も割合が高い年齢層は男性・女性とも75~80歳であり、老年病である高血圧症や糖尿病に伴う慢性腎不全のため、透析治療を必要とする高齢者が増加の一途をたどっています。

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透析と認知症

2010年末の集計によれば、透析人口全体で「認知症あり」と回答された患者様は9.9%、23,321人となっています。
認知症の患者様に透析治療を行う場合に最も問題となるのは、透析中の安静の保持と自己抜針と言われており、認知症が重度の場合には透析治療を断られてしまう場合もあります。

飯能老年病センターは内科合併症のある認知症患者様を積極的に受け入れている認知症専門病院です。
内科と精神科の医師がそれぞれ担当に付いて診療に当たり、患者様に寄り添った看護・介護を心掛けておりますので、安心で質の高い透析医療の提供が可能です。

透析治療の一日の流れについてのトピックスが、こちらからご覧いただけます。

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透析と震災

一般的に、透析は1回3~4時間、週に3回行います。 透析の際には大量の電力や水道水を必要としますが、東日本大震災では電力供給の不安定化によって、透析医療に混乱を来たしました。

また、大規模透析施設が「計画停電」対象地域にあった場合、近隣に代替透析施設がないと需要を満たすために透析時間を短縮せざるを得ないことが予測されます。

飯能老年病センターでは自家発電機・地下水プラントを備えておりますので、災害時や他の透析施設が計画停電の際にも透析医療を提供し、地域医療に貢献します。

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施設やご自宅での介護が困難になり、専門病院での入院治療を希望されるご家族の方、お気軽にご相談ください。
短期間の入院、長期間の入院いずれも可能です。

医療相談室:042-974-2500

当院は、腎臓に関する医療に関する指定自立支援医療機関(育成医療・更生医療)です。

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