昨年に続き、新人研修の一環として飯能老年病センター 黒澤 尚 名誉院長による講義「 高齢者理解のために 」が開催されました。
「高齢者」と呼ばれる人たちが、どのような考えを持ち、どのように行動してきたかなどを知るための材料として、
1914年(大正3年)の第一次世界大戦からの年譜や
社会情勢・価値観などを表すキーワード、
咏老狂歌(1700年代後半に江戸で流行った狂歌)
などを提示していただきました。
勉強会参加者からは、
「自分と違う世代の方々を深く知っていくためには、その人が生きてきた時代背景を知って行く事も大切なのだと感じました。」
「患者様とお話しする中で、歴史の話や昔の言葉・表現が分からず、患者様に教えていただこうとしても理解を深めることができずにいました。今日の黒澤先生から頂いたアドバイスをもとに、ニュースやテレビを見たり、小説を読むなど広く「知る」・「理解する」工夫をしていきたいと思いました。」
「教科書では『相手の気持ちになって』と示してくれますが、高齢者の気持ちになる具体的な方法が分からず悩む事がありました。黒澤先生のお話を聞いて、どのような時代を生きてこられたのかを知るように努力していきたいと感じました。」
といった感想が寄せられました。