「第7回飯能老年病センター夏祭り」は、たくさんの皆様のご協力によって盛大かつ安全に開催することができました。この場をもちまして感謝申し上げます。ありがとうございました。私(村田雄一)が第1回の夏祭りから実行委員長を仰せつかってまいりましたが、
7年目を無事に行ったこともあり、そろそろ後継者に引き継ぎをしたいと考えておりました。しかしながら、病院夏祭り終了後の職員の反省会で誰も手を挙げる者はおらず、自動的に来年の第8回の夏祭り実行委員長も仰せつかりました。今後とも変わらぬご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
今年の夏祭り委員会も昨年の夏祭り終了後からアンケートの集計を行い、皆様方からのご指摘を改善すべく議論を重ねてきました。病院夏祭りは1年がかりのイベントなのです。今年は、病院夏祭り開催直前の8月18日、第15回夏祭り委員会までは順調で、天気予報も問題なく、夏祭り委員の間では「なんか今年は直前のバタバタがなくて、順調過ぎるね。何か重要なことを見落としてないのかな?」という発言もあったほど順調でした。
しかし、その日の夜7時に『新型インフルエンザが全国的な流行期に入った』とのニュースがありました。翌8月19日には院内の「院内感染防止対策委員会」が臨時に開かれ、具体的な対応策が議論されました。夏祭り実行委員長としてオブザーバーとして出席させていただきましたが、病院夏祭りの開催も検討課題としてあがりました。その後の議論の結果「感染症のリスクをできるだけ低くする努力をした上で夏祭りを開催する」という決定がなされました。翌8月20日に第16回夏祭り委員会を臨時開催し、院内感染防止対策委員長も出席していただき、今回、病院夏祭り開催時の感染症対策をまとめました。
職員の手洗い、うがいの徹底に加えて、
1.病院夏祭り受付で御家族様に消毒液の使い方などを説明した文書「ご面会の皆様へ」の配布
2.病院夏祭り受付にマスクを設置し、希望する御家族様へ配布する
3.病院夏祭り受付に看護師一名が常駐し、体調に不安を感じている御家族様への対応を行う(体温のチェック、風邪症状のチェック→体調不良者は参加をお断りするか、カルテを作っていただき当院外来受診後お帰りいただく)
4.病院夏祭り会場のテーブルに消毒液の設置(18ヵ所)
5.ボランティア全員のメディカルチェック(ボランティア全員に「夏祭り用 体調チェックシート」に記入していだく、全員の体温を測る→体調不良者は医師の診察を受けて、参加の可否を判断していただく)
6.会場で具合の悪そうな方、咳をしている方に声をかけることの徹底
以上、6項目の追加対策を講じることになりました。当日は皆様方のご協力もあり、こうした対策がスムーズに行われました。152名の患者様、137組297名の御家族様に参加していただきました。病院夏祭り開催から1週間になりますが、現在入院中の患者様にインフルエンザの発症はありません。夏祭り実行委員長としても「これで今年の病院夏祭りも無事に終了できた」とようやく安堵しています。