![透析医療について](/assets/images/common/bnr_sa_dialysis.png)
今回、7階病棟で3ヶ月近くの期間をかけて完成した作品をご紹介いたします。
今回題材として参考にしたのは 「 大漁旗 」 です。
大漁旗はもともとは漁の際に大漁で、魚を船に載せきれない際、他の船に載せてもらう為の合図として使われたと言われています。
大漁のめでたい知らせを知らせるために沖合遠くからでも目立つ様、派手な色使いのものが多く、
模様は大漁の願いを込めてめでたいものを使っているとても縁起の良いものです。
また、地域によっては海上操業の安全祈願と、家で待つ家族の安全をお祈りする意味合いも込められているそうです。
その為、最近ではお正月に掲げたり、結婚やお節句、還暦、喜寿、米寿、白寿等々のお祝い事の際に贈られるなど、縁起を担ぐ際に使用する事が多いようです。
そんな縁起の良い大漁旗をモチーフに、
模造紙4枚を使用し作製した作品はとても大きく、完成した作品を飾ると、壁いっぱいの大きさになりました。
1枚ずつ下書きにそって皆様丁寧に貼り絵を行って下さいました。
1枚目が完成した際は 「 きれいだけれど・・・。 」 1枚だけでは何の絵かよくわからないわねとの声が聞かれましたが、
2枚目、3枚目と貼り絵が完成していくにつれ、段々と絵の全体像が見えてきました。
4枚全てと貼り合わせると壮観。綺麗に1枚の絵が完成しました。
そしてもう一つ。 縁起の良い鶴と亀はダンボールの型に布を貼っており、
背面の日の出と海より少し浮き出ています。
布を貼る作業は時間を要しましたが、皆様丁寧に行ってくださり、出来上がった鶴と亀を見て、
「 綺麗ねえ。 」とにこやかに言って下さいました。
鶴は千年、亀は万年というように、皆様のご健康とご長寿を願って。