1月、2月に完成した3作品を、まとめてご紹介させていただきます。
まずは、四季の風景をシリーズで制作していた最後の作品、
「冬景色」のご紹介です。
三日月が空に浮かんだ、冬の雪道をテーマにしています。
四季のシリーズ作品では、季節の移り変わりと人生の並木路を表現してきました。
今回の「冬景色」では、二人のカップルの間に子どもが誕生しました♪
また、杖をつきゆっくり歩みを進めるおばあちゃんの姿もあります。
世代を繋いでいく様子と、人生の成熟を感じていただけると幸いです。
病棟では、春夏秋冬の作品を並べて展示しています。
およそ1年をかけて取り組んできた作品を観ていただくことで、
制作者の皆様に達成感を感じていただける作品となりました。
つづいては、「雪うさぎ」の作品です。
画用紙を千切る手法でうさぎの輪郭を形どっていただくことで、
ハサミで切るよりも優しい印象に仕上がりました。
また、冬の時期に赤々とした実をつける南天をモチーフにし、
ウサギの眼や周囲の飾りとして配置しました。
とても可愛らしい作品に仕上がりました。
最後に、「寒椿」の作品です。
椿の垣根と、冬でも元気な犬の様子です。
椿の花は、画用紙に絵の具をスタンプして制作しています。
また、今年の干支である犬の切り絵を真ん中に配置しました。
手工芸というと女性的なイメージを抱く方が多いのですが、
「切り絵」は男性の患者様にも取り組んでいただきやすい作業だと感じています。
現在は、春の作品の制作にとりかかっています。
そちらの模様もまたお伝えさせていただきます。