
第23回日本総合病院精神医学会総会【その1】の続きです。
シンポジウム「総合病院精神科と認知症疾患医療センター」についてです。
「認知症疾患医療センター」はまだ聞き慣れない用語だと思いますが、
2009年から厚生労働省の認知症医療の体制強化の柱として整備が始まった新しい制度によるセンターです。
「認知症疾患医療センター」は都道府県や政令指定都市が指定する病院に設置され、
認知症疾患における鑑別診断、
地域における医療機関等の紹介、
問題行動への対応
についての相談の受付などを行う専門医療機関です。
始まったばかりの制度ですが実際に運用を始めた
山形県、熊本県、北海道砂川市、大阪府大阪市
の認知症疾患医療センターに勤務する精神科医から現状や問題点について発表がありました。
発表のなかでは熊本県が現在最も効率的に運用しているようでした。
医局 Y.M
第23回日本総合病院精神医学会総会【その3】に続きます。