マラソン大会翌日になれば、「色々あったけど楽しかった」と思えるところがマラソンの魅力なのでしょうか。フルマラソンへの挑戦はケガもなく無事に終了しました。
去年の5月から走り始めて10ヶ月後のフルマラソンへの挑戦でした。気象コンディションが厳しかったこともあり、タイムは思いのほか悪かったのですが、いい経験になりました。納得できるタイムが出るまでは挑戦を続けないといけないな、と感じています。
当選まで
ジョギングを趣味として毎月のようにハーフマラソンなどの大会に参加している斎藤先生が中心となって、飯能老年病センターの同僚とジョギングを始めたのが2008年5月のことでした。5月の最初の合同練習では5Kmを40分程度で走りました。ゆっくり走りましたが、翌日の筋肉痛がひどく階段の上り下りに苦労しました。徐々に走る時間を長くして1時間程度を走れるようになった段階で就業前の時間帯では続けることが難しくなり、個別の練習になりました。
マラソン大会にエントリーすることで日々のジョギングを続けるモチベーションになるということで、2008年8月の「日光杉並木マラソン大会」にエントリーしました。10Kmの大会です。最初の大会は55分45秒というごく平凡なタイムで終わりました。
「どうせ落ちるから申し込んでおいたら」という斎藤先生の言葉にそそのかされて、東京マラソンの申し込みをしたのが、7月下旬のことでした。何しろ「どうせ落ちる」と思っていたので、11月9日の土曜日に近所のイタリア料理店での夕食の際、妻から「東京マラソンの手紙が届いてたよ」と封筒を手渡された時も「どうせ落選だから」と言って、その場で封筒を破り、すぐに他の郵便物とともに捨ててしまうつもりでした。ところが・・・
「このたびは東京マラソンへご応募いただき、誠にありがとうございました。平成20年7月22日から9月22日の募集期間にて定員を大幅に超える申込みがあり厳正なる抽選を行いましたところ、当選とさせていただきました。」
という手紙と振込書が入っていました。
「ちょっと~、話が違うじゃない~。マラソン当選しちゃったよ~」
と妻に報告。店で飲んだり食べたり、おしゃべりをしている人たちがなんだかひどく幸せそうで羨ましくみえました。自分にだけ戦場の前線への召集令状がきてしまったような感覚です。
東京マラソン2009完走記(その2) に続きます。
医局 Y・M