認知症と合併症について


高齢の方は、高血圧症や動脈硬化、糖尿病や骨粗鬆症などのいわゆる老年病にかかっている割合が高い傾向にあります。
まったく薬を服用していない方のほうが、むしろ少ないのではないでしょうか。
こうした高齢の方が認知症になるわけですから、当院受診時に多くの方が認知症に対する薬以外にさまざまな薬を処方されています。
したがって認知症の患者様の治療には、認知症の精神症状に対応する精神科医と老年病に対応する老年病専門医が同時に必要になります。
患者様の声が届く医療を目指して
飯能老年病センターでは、すべての入院患者様に老年病学専門の内科医と老年精神医学専門の精神科医が、それぞれ担当について診療にあたります。
このような診療体制をとっているのは全国的にも珍しい病院です。
認知症になると身体的な不具合があっても、それを適切に表現する能力が低下していたり、痛みを感じる神経自体が鈍くなっていて、
あまり痛みを感じなかったりすることもあり、肺炎や腸閉塞などの内科的合併症を引き起こしてしまうことが少なくありません。
飯能老年病センターでは、患者様の声にしっかり耳を傾け、言葉以外の表情や動作などの患者様のサインを見落とさないように注意して日々の診療にあたっています。
全ての患者様へ適切な医療を
飯能老年病センターでは、内科合併症の患者様を積極的に受け入れています。
内科合併症があるために精神科病院への入院が断られてしまう認知症の患者様、また認知症の精神症状があるために内科病院への入院が断られてしまう内科合併症をもつ患者様、
さらには高齢というだけで入院を断られてしまう患者様、こうした方々に適切な医療を受けていただくために当院は設立されました。
内科、精神科、皮膚科、放射線科の医師が一つの医局で、緊密に患者様の情報交換しながら、患者様の治療にあたっています。
看護課、栄養科、作業療法科、薬局など院内の各部署とのミーティングも頻回に行っており、チームプレイで一人の患者様の治療を行っています。
施設やご自宅での介護が困難になり、専門病院での入院治療を希望されるご家族の方、
お気軽にご相談ください。
短期間の入院、長期間の入院いずれも可能です。
医療相談室 042-974-2500
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